2016年8月号は田辺浩之さんです

人生の資金設計は、ますます“自己責任”の時代へ

少し前のことですが、429日に「政府が、2023年で終了する予定のNISA制度を恒久化する検討を始めた」という報道がありました。非課税期間が恒久化されるのはうれしいことですが、ちょっと考えてみましょう。

ただでさえ税収がほしい国が、なぜ私たちに運用利益に対して非課税にしてくれるのでしょうか? しかも恒久的に・・・。

経済の高度成長期を主役で生きてきた人たちは、頑張って働いていれば、預貯金と退職金と公的年金で、老後を豊かに暮らすことができる世代。会社や国が老後の生活を十分にケアしてくれていました。

でもこれからの時代はどうでしょうか?

今、現役世代の人たちの老後は、公的年金や退職金の支給額が少なくなることはあっても、今より多くなることは考えにくいのではないでしょうか。お給料は上がらないし、退職金も減らされるし、年金も・・・。

公的年金は、日本よりも財政が健全と言われる、アメリカ、イギリス、ドイツなどの国でさえ、年金支給開始年齢が67歳~68歳に引き上げられることが既に決まっています。イギリスでは年金支給開始の70歳への引き上げも検討されているとか。これらの国よりも日本人のほうが寿命が長いことを考えると、支給開始年齢、支給額は今の水準のままで済むとは思えません。

会社も国も、今までのように社員や国民の老後まで責任をもてなくなりました。

だから企業は、退職金は自己責任で準備するように401Kを導入します。国も、NISAで運用益を非課税にしてその分税収がなくなったとしても、年金予算を増やすよりは、国の予算にとってプラスだと見ているのでしょう。

「国民の皆さん、これからは国も会社も皆さんの老後の面倒をみられません、自己責任の時代ですよ!」

こんなメッセージが聞こえてくるようです。

NISAの恒久化検討ということから私はこんなことを感じました。

でも皆さんには味方になってくれる人がいます。

独立系ファイナンシャルプランナーは、皆さんの立場に立って、一緒に人生のマネープランをつくり、実現のためのサポートをしてくれます。自己責任の時代、ファイナンシャルプランナーを味方につけて、にあなたが望む人生を実現していきましょう。

                                   田辺FPオフィス 田辺浩之

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